第1回「みんなのつどい」 ご報告

開催日時:2022年 3月 12日(土) 10時30分 ~ 12時00分
会 場:栂文化会館 研修室

研修会の概要

第一部 講 演
  講 師:脇田 直之 様(司法書士、行政書士)
  演 題:「知っておきたい! 相続や認知症への備え方」

第二部 座談会
  会場の皆様と講師の方を交えてお話しをお聞きしました。

参加者:会場参加(11名)、Zoom参加(6名)


 初めての開催で、告知も充分とは言えない状態で、ご参加下さった皆様ありがとうございました。また、Zoomで参加して下さった皆様には、会議室のアドレス送信が直前になりご迷惑おかけしました。
 次回開催時には今回の反省を生かして開催させていただきます。

○講演概要

 約1時間という短い講義でしたが、中身の濃いお話ばかりで、あっという間の1時間。先生の講義の中で、心に残るフレーズは・・・

 「認知症は自分自身の為に備え、相続は家族や周りの為に備える。」

 大きな違いは、備える対象が違うこと。

 まず、認知症は、自分が困らないように備える。実際、認知症になると、何が困るのか?

①銀行でお金がだせない。
②支払いが出来ない。把握が出来ない。
③訪問販売や通信販売で繰り返しの購入
④施設に入りにくくなる。

 それぞれの項目について、困らないような 対策を教えてもらいました。

一例を挙げると、「お金の引き出しが出来ない場合」、代理人カード作成や成年後見制度を活用する方法があるということでした。

 次に、相続は家族が困らないように備える。実際に、相続で家族が困る事は?

①財産分けで揉める。
②財産の全容が不明
③過去の贈与や寄与

 これらの問題に対しては遺言書やエンディングノートの活用。今からの時代、財産目録だけでなく、いろんな業種の契約に対する目録の作成はとても大切だと話をされていました。

 先生からは、相続に関して一番大切なのは、家族が仲良くすること。日頃から、家族とのコミュニケーションを意識しておく必要があるとも言われていました。

 その後、質疑応答と座談会も参加の皆さんから言葉が飛び交い、とても有意義な時間でした。
 最後に、先生から今後、起こりうる事態は個々によって違います。何を1番に準備した方がいいのではなく、自分の未来に起こるかもしれない不安を後回しにせず、今出来る対策を実行することが大切だとおっしゃっておられました。


 みなともネットでは、今後も泉北を中心とする地域が抱える問題について、専門家を交えて情報提供する場を設ける予定をしております。
 もし興味のある方は、研修会や毎月行っている検討会議に参加していただくことが出来ます。その際は、このホームページの問合せページから参加意向のメールを下さい。

 また、ホームページの「あしあと」には、当会の会議や事業の経過が記録されていますので、そちらもご覧下さい。

次回定例会議の開催は
 日時:4月15日(金) 13:30 ~
 会場:栂文化会館 研修室

以上